【入荷】スーツ生地の最高峰エルメネジルドゼニアが入荷です

  • 2015年08月24日

本日は入荷生地のご案内です。

弊社ではタキシード用にダンヒルと合わせてよく使っている生地ですが、エルメネジルド・ゼニアのトラベラー・ブラックが再入荷いたしました。

質実剛健なイギリス製のダンヒルに対して、しなやかでセクシーな色気のあるイタリア製のゼニアの生地はしばしば比較されます。

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「ゼニア、ゼニアとうるさいわ!」というくらい「スーツの生地と言えばゼニアが最高峰」というのがスーツ業界や、オーダースーツをちょい噛じりしている人にとっての常識とさえなりつつあります。決して馬鹿にしている訳ではなく、そのくらいゼニアのブランドネームは凄いのです。

■エルメネジルド・ゼニアの魅力

①生地のクオリティー

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ゼニアの生地の長所はしっとりとした柔らかさと滑らかな肌触り。その魅力が一目で分かるほどの質感(高級感)だと思います。

グレードの高い物になると、原料の糸を”熟成”させてから生地にするほど、素材をとにかく大切にしているとのこと。(その昔ゼニアジャパンの方から聞きました。)「糸を熟成と」聞いて、自分はまるで今流行の熟成肉みたいだと思いましたが・・・。

②生地の質を表すsuperxxxを廃止

オーダースーツ屋さんに行くと、よく「Super120s」とか「Super130s」という記載を目にします。これは原毛の細さを表していて、同じ面積でも細い糸でたくさん編んだほうが、生地の可動域が広くなり、柔らかく光沢感が出ます。そこで各生地ブランドは、高級素材の目安として「これはsuper130ですよ」と丁寧に説明してあるわけです。

ゼニアは遥か昔からこのSuper10xといった表記を廃止しています。後述のレーベル(ライン)ごとに生地のクオリティーを分けているからというのもありますが、原毛のクオリティ、打ち込みの均一さに絶対的な自信を持っているので、そんな表記をする必要がないからです。

簡単に言えば「見てわかるでしょ、そんな表記無くても。俺ゼニアだよ?」ということです。

②ラグジュアリーブランドとしてのブランディング

創立こそ1910年と他のブランドに比較して古いわけではないですが、イタリアを代表する世界的ブランドとして既に知名度が他のスーツ生地メーカーとは天と地ほど違います。こんな厚さ5cmはある本も出版しています。

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服地工場からスタートし、現在ではプレタポルテ、コレクション、オーダーメイドまで展開しているラグジュアリーブランドへと発展しました。新宿や銀座にも大きな店舗があります。

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自分がイタリアに行って一番びっくりしたのは、日本では高級スーツ生地+αくらいでしか考えていなかったロロピアーナとエルメネジルド・ゼニアが、ルイヴィトンやグッチなどと同じレベルで扱われていたことです。これくらい世界でのゼニアのブランドは確立されています。

■ゼニアのレーベルを数種類ご紹介

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①エレクタ

ウール原産大国のオーストラリアの中でも最高級メリノウールを使用したレーベルです。ゼニアではオーダーメイドのみでしか使われない素材の為、既製品ではお目にかかれない生地です。

②トラベラー

強撚糸(通常よりも錬りの強い糸)で織られた生地レーベルです。通常糸より張りがあり反発する力がありますのでシワになりにくく、シワになった際も元の戻る回復力高い生地です、ゼニアならではのハイクラスな雰囲気と機能性を持ち合わせています。

③トロピカル

名前の通り春夏の暖かい気候に合わせた軽量でさらりとした涼しげな生地レーベル。しかしいくら春夏向けでも、イタリアの気候と日本の気候では差があり、センタークリースが取れやすかったり 湿気を含んでシワになりやすいモノなのでお気をつけください。

④トロフェオ

毎シーズン、その年に最も良いとされるウールから作り出され供給した牧場には名誉としてゼニアからトロフィーが送られるそうです・・・そんなゼニアが厳選した原料から織り出された生地はまるでシルクのような手触りを柔らかい光沢感が特徴的でとても贅沢なレーベル。

ただ原料の糸が繊細すぎるためデイリーに着るスーツには不向きかと思いますので本気の一張羅での使用をおすすめいたします。

■最後に

ゼニアブランドの中はレーベルで用途が分割されているので、仕立てた際のイメージやニュアンスによって使い方も変わってきますね。今回入荷した生地はトラベラーですがタキシードにピッタリの黒くてしなやかでセクシーな生地です。

ちなみにこちら2着分のみの入荷ですのでお見逃しなく・・・。価格はどの生地を使っても同じというルールで、タキシードのお仕立ての場合 129000円です。

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