いかがお過ごしでしょう、今年も半分が過ぎました。
先月から10月、11月の挙式予定の方からのご依頼が増えておりとても嬉しく思います。
そしてじんわりキテます、ブレザージャケット。
最近のご相談の中でブレザー作れますか?とちょくちょくお話をいただきます。
それはもちろん作れるのですが、ん?でもなぜブレザー、、?
なぜ人気なのか、理由を探していきましょう。
まず挙げられるのは汎用性の高さ
後に説明しますが、ブレザーはセミフォーマルというなんとも絶妙な立ち位置のアイテムなのでマナーウェアとしてはもちろん、ビジネス〜カジュアルでも着用できる。
シンプルなジャケットなのでスタイリングが組みやすくアレンジのし易さと幅の広さが楽しいのがブレザーの魅力です。
正統な由来を持っているアイテム
タキシード同様、ブレザーもちゃんとした由来背景のある服なので、ある程度のフォーマルな場面でもきちんとした演出が出来る。
コロナ禍での挙式の変化
ここが大きいところだと思うのですが、フォトウェディングや挙式のスタイルや規模感が変わった事がある思います。ちょっと軽めのスタイルにしようみたいな雰囲気が増えた。
気分が変わってきている
スーツ離れと言われてきた時代も少しづつですが過去になりつつあり、皆同じような楽でカジュアルな服装が飽和している傾向も要因の一つにあるのかなとも思います。逆に今ジャケットをしっかりと着こなしていたら新鮮でかっこいいですもんね。
ブレザーについて
ブレザーについては諸説ありますが大きなルーツは二つ。
①元々は軍服、イギリス海軍(ブレイザー号という軍艦の乗組員が着用していた、ブレザーの語源でもある)が国家セレモニーに着用をした服装がモデルとなり、後に国際的にも略礼服として定められたセミフォーマルウェア。
②アメリカのケンブリッジ大学のボート部のユニフォームジャケットが真っ赤で、ブレイズ(燃えるような赤)が語源説
今日までにおいて多く見られるのが①からのモデル、俗に言うネイビーブレザー、紺ブレです。ここまで広まった影響としてチャールズ皇太子など王族の方々も着用している事がとても大きいでしょう。
日本においては60年代からファッションアイテムとして登場し、アイビーファッションのアイコンとして流行し定番アイテムとなりました。
結婚式で新郎が着るのはどうなのか?
ここで本題、はたして新郎が着ても大丈夫なのか。
答えはアリでもあるしナシでもあると、ちょっと微妙な回答になります。
難しいところですが、ここはやっぱり会場や挙式の規模感によるでしょう。
ホテルなど大きな規模の会場には不向き
大きな規模の会場では、はやり格式の高いタキシードの装いが相応しいでしょう。新郎ではない人がタキシードを着ていても良いくらいの場所ですし、むしろ会場側の人は嬉しいなんて話を聞いた事があります。以前ホテルに勤めていた知人によると、これは会場側もプライドを持っているので、きちんとした格好の方に来てもらえるのは喜ばしいことだそうです。
ここでのアリは、自由度高めの結婚式。
冒頭でも述べたような規模を抑えた挙式も増えています。アットホームな挙式やレストランやガーデン、ファミリーウェディングなど、そんなにかしこまった式にはしたくないんだよね〜。といったもう少し肩の力を抜いた振る舞いをしたいカジュアルな挙式をする方にはバッチリでしょう。
特にこのようなネイビーブレザーはTHE GENTS TOKYO的には大アリだと思います。
このような場合のスタイリングにはグレーパンツを合わせる。あくまでも正統派に合わせてきちんとした印象にする事が重要。
写真は水牛釦ですが、ブレザーにはお馴染みのメタル釦も多数ございますので、より男らしい硬派なブレザーを作りたければ是非メタル釦で!
汎用性の高さ
分かり易くブレザーとパンツはそのままでスタイリングを変えてみました(陽の位置が変わってしまい色味が違うのは割愛ください笑)
シャツとタイ、ポケットチーフとあとは靴を変えてると全く違う印象になります。
ちょっとしたお食事やご挨拶の席などで好印象が狙えます。
余談ですがスーツの生地とは違うので単にネイビースーツのジャケットでこのスタイリングしてもダメです、すぐ分かります。詳しくはご来店の際にご相談くださいね。
さて今回はブレザーについてお話させていただきました、クローゼットには入れておきたい王道アイテムです。
一概に全ての式においてのオススメとはなりませんが、いいかも!着てみたいという方がいらっしゃいましたら是非ご相談ください。(ご相談の前には一度婚約者、プランナーさんにも確認しておきましょうね。)
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