石の教会で結婚式を上げたN様のオーダータキシード

久しぶりのブログとなってしまいました、時節はもうすっかり秋。ウェディングのシーズンということもあって、街を歩いているといたるところで笑顔にあふれた結婚式帰りの方々にお会いします。弊社でも丁度今月がお渡しラッシュ。自分たちにとっても、これから新たな船出を迎える新郎様に完成した衣装をお渡しする一番緊張する時でもあります。

さて、そんな10月終わりですが、昨月ご結婚式を上げられた方で、自分たちが衣装のお手伝いさせていただいた新郎&新婦様のお写真を頂いたのでご紹介したいと思います。

N様ご夫妻

オーダータキシードで挙式するカップル

9月に長野県の石の教会で挙式されたN様ご夫妻です。石の教会といえば内村鑑三の記念堂としても知られています。内村鑑三は中学校の教科書に出てくる昭和初期のキリスト教指導者で、足尾鉱毒事件でも活躍した人。無教会主義者だった彼は「聖書が全て、教会独自の教義は関係ない」として非常にリベラルな思想の持ち主でした。

石の教会は言い換えれば自由と信念の象徴なのです。

石の教会結婚式

大自然の神秘を感じられる軽井沢の名所として多くの方が祝福を挙げる場となっています。

オーダータキシードを着て結婚式を挙げたカップル

フレッシュな明るいネイビーのタキシードが、爽やかな新郎の笑顔と良く似合ってますね。黒のストレートチップの革靴もグッドチョイス。

■タキシードのポイント

タキシードの作りは元々細見でスタイルのよさを活かしてIラインになるようにお仕立てしました。イタリア製のカノニコの生地は色が明るくフレッシュな分、カジュアルになりすぎないよう着丈はフォーマルさを残してしっかりと長めにキープ。胸の拝絹のゴージラインの位置はTHE GENTS独自で生み出した黄金ポジション、最高です。

合わせて裾の見開きのカーブを強くしたので、ドレッシーながら重さを感じない作りにしたのが正解で、とてもスッキリと見えています。というわけで最後自慢っぽくて嫌なのですが、私たちも最高のタキシードをお仕立て出来て良かったです(笑)お二人と一緒に作ったタキシード、よい思い出となっております。ありがとうございました。

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