タキシードにおいての足元事情。
今回はシューズではなく、その縁の下の支えとなっている靴下について。
ご存知ない方も少なくないのではないでしょうか?
※シューズにおいては過去のブログがございますので、よろしければご覧になってみてください。
足の保護機能はもちろん、装飾的な役割も持っている靴下。
ただ、あまり見えないところだと、どうしても手を抜いてしまいがちですよね。
ですが、こういった部分を疎かにしてしまうと
不思議な事に何故か着こなしがしっくり馴染みません。
ではタキシードにはどんな靴下が相応しいのかご紹介したいと思います。
ロングホーズと呼ばれるハイソックス型
ホーズとは、膝近くまであるとても長い靴下。
ホースのような細長い筒状なのでホース、その複数形でホーズと呼びます。
•トラッドでドレス用の靴下をロングホーズ
•スポーツ用のカジュアルな靴下はハイソックス
お店などではこのように区別されています。
カジュアルな靴下と比べてロングホーズは薄手のハイゲージ織り。
編み目が細かく見た目も非常にドレッシーです。
大半は綿素材ですが、高級感のあるウールやシルク素材もあるので
我こそはという上級者は選んでみてはいかがでしょう。
なぜ長い
着席時にパンツの裾は上がります。
その際に、すね毛を見せてしまうのは見た目がよくありません。
「あ、あの人鼻毛出てる…」の感覚と似ているのではないでしょうか。
見せてしまうこちらの気分も恥ずかしいですからね。
見栄えを崩さないようにする為なのです。
「夏も履くのですか?」とこれまで尋ねられた方も多くいらっしゃいましたが
季節は関係なくフォーマルな装いでは見せないことがスマート。
そんな時は夏用の涼しい素材を選べば問題ないです。
素足はどう
オススメは出来ませんが、ある程度若かったりキャラに合っていれば良いのかなとも思います。
ですがホテルウェディングなど格調高い場では避けたほうがよいでしょう。
他にコーディネートのアクセントを狙うのであれば、
ジャケットやボウタイのカラーに合わせてみるのはいかがでしょう。
おすすめのロングホーズ
パンセレラ https://www.pantherella.jp/
1937年創業の英国の靴下ブランドです、世界中の高級店で取り扱われロングホーズを広めたのはここだと言われるほど。マイファーストホーズはここでした。
ジョン・スメドレー https://www.johnsmedley.jp/
ニットウェアで有名なブランドですが、その技術が活かされたこちらのソックスもオススメ。とても柔らかく優しい履き心地なのでとても気持ちいいです。
ハリソン https://www.halison.co.jp/
日本老舗の靴下メーカーが展開しているブランド。日本のメーカーさんなので着圧もちょうどよく¥1,300〜¥1,700くらいの価格でコスパも良いです。ア◯ゾンさんでも購入可。
グレンクライド https://sockclub.shop/
こちらも日本の靴下専門メーカーさんのブランド、なんと永久交換保証がついてくるという折り紙付き。また綿の中でも最高級と言われるシーアイランドコットン製と高品質で徹底した作りが人気です。
一度足を通せば中毒者続出!?と中にはハマる方もいらっしゃるロングホーズ。
基本、私はスーツの時もロングホーズ派です。
ロングホーズならではの着圧感があって履くと気持ちが引き締まります。
タキシードの装いも気持ちもキュッと引き締めてくれることでしょう。
オーダーの際は、このように些細な事でもどんどんご相談ください。
それでは、お問い合わせお待ちしております。
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