明けましておめでとうございます、今年もTHE GENTSをどうぞよろしくお願いします。
さて何度かこちらのブログでもお伝えしてきた新郎衣装のタキシードに合わせるアクセサリー。やはり一番目につくのはVゾーンのキーとなる蝶ネクタイでしょう。
そんな蝶ネクタイには様々な形、色、素材、がありますが、ついついわかりやすいデザインや色が優先されがちなもの。しかし実は素材感が大事ということをご存知でしょうか?
素材の例でいえば、シルク、ウール、コットン、モヘア混紡のものなどがあります。
蝶ネクタイの素材による違い
シルク(絹)=フォーマルスタイルに最も適している。生地自体が持っている自然な光沢感で、最もラグジュアリーさを演出できる。いわゆる正統派タキシードであれば最もオススメ。
写真はTHE GENTSの蝶ネクタイ。
ウール(羊毛)=フォーマルスタイルに合わせてもOK。スーツやタキシードはウール素材のため全体の調和も○。エレガントさという点ではシルクの輝きに劣るが、若干カジュアルなテイストになる。
コットン(綿)=いわゆる正統派のタキシードにおいてはほとんど使われない。カジュアルウェアやコットン素材の衣装などであればこちらもアリ。
モヘア混紡(ヤギの毛)=モヘア単体で使われることはないが、ウールなどと混ぜて使われる。生地感がゴワゴワとしているためカジュアルな印象が引き立つ。
ツイード素材など、秋のアウトドアの結婚式などであればオシャレに決まる。
つまり、蝶ネクタイは「自分が着るタキシードのデザインや会場のイメージによって素材を選ぶ」必要がある、ということです。
会場や着こなしのフォーマル具合で蝶ネクタイを選ぶ
例えば、恵比寿のウェスティンホテルや、パークハイアット東京などの高級ホテルの挙式の場合、ブラックやネイビーといった正統派なタキシードを着用しますよね??
イタリア産の高級なブラックタキシードに、コットンの蝶ネクタイは絶対に合わせてはいけないですし、ウールやモヘア混紡の蝶ネクタイもよほど上手く合わせないとチグハグになります。
逆にレストランで身内だけでの挙式の場合や、アウトドアのカジュアルな場所での挙式でラフな格好なのに、シルクの蝶ネクタイではこちらもチグハグに見えるでしょう。
シルクなのにカジュアルさを軽く出すなら「シルク素材+柄モノ」
写真は2015年末に新しくTHE GENTSで作ったオリジナルのドット柄蝶ネクタイ。
「タキシードに合わせるならシルクの蝶ネクタイがよい」というのは先の話でお分かりいただけたと思いますが、シルクはその艷やかなラグジュアリーさから、真面目すぎる印象も与えてしまいます。
例えば「二次会、お色直しではちょっとカジュアルに崩したい」「もう少し肩の力を抜いて小洒落た感じにしたい」そんな時に最も活躍してくれるのがこちらの蝶ネクタイ。
素材は100%シルク。しかも京都の旗本で織った最高級のジャパンシルクです。京都は着物文化で1000年以上の歴史を持つ由緒正しき絹の街。価格は手結び、ホック式共に5800円+税です。
先日ご結婚なさったK様にはこのようなコーディネートでお使い頂きました。
というわけで最後宣伝っぽくなってしまいましたが、「正統派なタキシードはシルクを選ぶ」これが鉄則ですので覚えておいてくださいね。
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