昨年も大好評、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されたMET GALAが今年も開催されました。
各ブランドのSNSで「うちのタキシードが着用されました!!」合戦が繰り広げられていて凄かったですね。それでは恒例のファッションチェックにいきたいと思います。
2016 MET GALA タキシードチェック
トム・ヒドルストン
映画「クリムゾンピーク」や「アベンジャーズ」など出演のトム・ヒドルストン はRALPH LAURENのテールコート(燕尾服)を着用。燕尾服では必須のホワイトの蝶ネクタイまで着用し、完全に正統派な着こなし。
オーランド・ブルーム
オーランド・ブルームはPRADAのボルドー色のショールタキシードジャケットにブラックのパンツ。全くおかしくはないのですが、レストランのスタッフにしか見えないのは自分だけ??
ジャレッド・レト
役柄で体型や顔つきが変わりすぎて毎度びっくりするジャレッド・レト。鬼才俳優はGUCCIのカスタム燕尾服で登場。彼の着こなしは本当に毎度個性的です。
ニック・ジョナス
マイリー・サイラスの元カレで歌手のニック・ジョナス。足が短い上に、肩幅の広さと腰周りの絞りがアンバランスで、個人的には似合ってないと思う。TOPMANのカスタムタキシード。
コリン・ファレル
大人の男として完璧な着こなしのコリン・ファレル。ドルチェ&ガッバーナのタキシードをベスト有りのスリーピースで。
アンセル・エルゴート
足元から頭の先までプラダで決めたアンセル・エルゴート。足元のブーツがパンツに引っかかっちゃってて惜しいです。それ以外は◎。 彼の場合は去年のTOM FORDのタキシードの時のほうが全体的に良かったかと。
去年の彼の着こなしはこちら
アレクサンダー・スカルスガルド
Calvin Kleinの香水のモデルにもなったイケメン俳優アレクサンダー・スカルスガルド。Louis Vuittonのタキシードはやや太めの側章が付いたオーソドックスなデザインですが、襟のラペルの滑らかさや肩周りのシルエットなどがとても上品。
ブラッドリー・クーパー & デビット・ラッセル
Mrウルヴァリンこと、ブラッドリー・クーパーはTOM FORDの燕尾服。トム・ヒドルストンやジャレッド・レトなど多くの俳優が今年はタキシードではなく燕尾服をチョイスというのが気になります。 デビットラッセルはPRADAのネイビータキシード。
ウィズ・カリファ
ラッパーのウィズ・カリファはRAG&BORNのタキシード。足元は先日のオスカーに引き続きGUCCIのビットローファーをチョイス。シルエットはスリムで美しいのですが、胸元が少しさみしいですね。
ウィル・アイ・アム
デジタルテクノロジーの大学で教鞭をとるウィル・アイ・アムはGUCCIのタキシードにシルバーの刺繍を袖にいれて未来感を演出。今回のガラパーティーのテーマはある意味こういうことなのかも。
総評
今回のガラパーティーのテーマは「MANUS x MACHINA Fashion in an Age of Technology(手仕事×機械 テクノロジー時代のファッション)」展。
女性陣の衣装は「フューチャー」「ロボット」「コンピューター」などを意識した、ラメ、スパンコール、メタルなど近未来的な雰囲気なデザインが目立った一方で、男性陣のほうは落ち着いたデザインの方が多かったですね(一部除く)
特に年上の俳優さん中心に、衣装がタキシードではなく、テールコート(燕尾服)の着用が目立ったのが驚き。
全体的に結婚式のウェディングタキシードとしてはどうかな?な衣装が多かったですが、是非ご参考まで。