久しぶりの更新となってしまいました。
日本はG.W真っ只中でしたが、先日多くのファッション関係者、セレブリティにとって最も重要なパーティー MET GALA 2015が開催されました。
特にブランド関係者にとっては、メット・ガラで誰がどこのブランドを着用しているのか、というのがブランドのステータスになることもあって、各ブランドSNSでのPRが凄かったですねw
Rihana
ちなみにMET(メット)というのはニューヨークのメトロポリタン美術館のこと。GARA (ガラ)というのは社交界、祭典を意味しています。メトロポリタン美術館には衣装研究所(Costume Institute)があって、世界中から集めた15世紀から現代までの衣料約35,000点を所蔵する施設があり、このメット・ガラパーティーはそこの運営資金集めが目的。
1995年からは広告塔としてVOGUE USAのアナ・ウィンターが主催ということになっていて、各ブランドは彼女へのゴマすりも兼ねてチケット(パー券)を買いまくるわけです。※ちなみにチケットはなんと1枚25,000ドル!(300万円くらい)
今回は個人的に着こなしが気になった俳優、女優さんをピックアップしてみたいと思います。
■今回のナイス着こなし
ANSEL ELGORT
アンセル・エルゴートはTOM FORDのタキシードを着用です。TOM FORDといえばゴン太ラペルが特徴ですが、彼のチャーミングでかわいいルックスには似合わないだろうと、ジャストサイズなラペルを選択。素材感は若干メタリックで遊んでますが、ブラックの蝶ネクタイ、パテントのオペラパンプスはしっかり正統派。
体のラインにフィットしたテーパードパンツが今風だし、「個性とルール」のバランスの取り方が絶妙だと思いました。
JAMES MARSDEN
ジェームズ・マースデンはErmenegild Zegnaのクリームのジャケットとネイビーのパンツをチョイス。ゼニアの生地は私達もよく使いますが、まさにワールドウェイマス・ファブリックメーカーの名前に恥じないクオリティー。スタイル自体は平凡かもしれませんが、靴のパテントはChristian Louboutinのようで、この靴ソールは真っ赤ですw
レッドカーペットや階段を上がる際に裏のソールの赤色がチラリと見えるのは粋ですね!!こちらも「個性とルール」を上手く着こなしに取り入れています。
■今回のワースト1
JUSTIN BIBER
最近お気に入りのBALMAIN。オリヴィエ・ルステンがデザイナーになってから仲良くしているようです。今回のMET GALAのテーマが「CHINA」ということでチャイナシャツに龍柄のジャケットってことなんでしょうけど、、、もう少しインスピレーションが欲しかった。海外のサイトでは彼のヒット曲にちなんで「所詮ジャスティン・ビーバーは「BABY」」と揶揄されてましたw
■今回の露出多すぎ女優トップ3
BEYONCE、JLO、KIM KARDASHIAN
普段から露出狂な3人ですが、今回もしっかり露出してくれました。昨年妹のソランジュが会場でJAY-Zをぶん殴ったこともあって話題性はBEYONCEがダントツでしたね。
彼女たちの装いですが、単なる露出狂というわけではなくて「ガラス(鏡)を透して見る中国 」というテーマもあり、シースルーの衣装を選んだみたいです。シルクロードの時代を意識させるような絢爛豪華なビーズやビジュー、トレーニングで鍛えられた美しいボディをも、素材として美しく魅せるのも彼女たちならでは。良いと思います。
今年も盛り上がりました、MET GARA。個性とルールを上手く表現した男性と、シースルーの露出など見どころたくさんで個人的には大変楽しめました。