本日は靴の話です。THE GENTSでは靴のお取り扱いは無いのですが、靴好きなスタッフが二名おりますので靴のうんちくには一家言あります。
今回は私達が新郎さんに是非おすすめしたいシューズブランドを日本製に限定してお届けします。(前編・後編の2回に分けます)
MADE IN JAPAN=信頼の証
日本製靴の魅力、それは高い技術力とコストパフォーマンスのバランスにあります。
洋靴は古来からイギリス、イタリア、アメリカの独擅場で、日本のユーザーは高い関税を払ってでもその美しくジェントルな佇まいの靴を追い求めてきました。(わたしもその一人ですが)。 ところが最近は日本の革靴も欧米諸国のデザインや品質に負けないものを生み出しています。
圧倒的な歴史とブランド力に立ち向かうため、日本人の足型に最適な、価格競争力のある靴が続々登場していて、へんなこだわりが無ければ日本の革靴はコスパに優れた、履き心地も良い最高の靴なのです。
結婚式・靴にいくらかけますか?
(※ ↑写真はイギリスのジョンロブ製 20万~)
さて、冒頭の問いですが、みなさんご予算はおいくらほどでしょうか?結婚式で新郎さんが履く靴をどこまでこだわるかはその人の考え方によります。
「一回しか履かないんだから何でもいいや」という方も当然いらっしゃれば、「どうせ履くならちゃんとしたものを」または「リーズナブルだけど安くても上質なものを」「ずっと使えるものを」という方もいるはず。
ただしドレスシューズですから、どんなに安くても3000円では買えません。かと言って予算が20万円ですという方もなかなかいないでしょう。
予算5万円以下と5万円以上で考え方を分ける
私が思うに、5万円だせば国産であればオーダーメイドを除いてほぼほぼ上等の靴を買うことが出来ます。一方で5万円を超える靴は、例え一生に一度回限りの結婚式といえどかなり高いと感じます。
そこで今回はオーバー5万円とアンダー5万円で分けてご紹介してみます!前編はアンダー5万円です。
<< 5万円以下 >>
■REGAL(リーガル)
国産の革靴メーカーを一つ挙げよと言われればスコッチグレインと並んで、真っ先に思い立つのがリーガル。
誕生から半世紀、多くのビジネスマンの足元を彩ってきたリーガルですが、3万円前後で購入出来るにも関わらず、英国製の8万円する革靴と同クオリティーと言われ、日本人の足の形にあっていてとても歩きやすい靴です。デザインに遊びは少ないですが質実剛健な魅力が◎。
エナメルプレーントゥ
こちらはタキシードの定番エナメル素材の内羽根プレーントゥです。これさえ履いていればまず間違えありません。この価格帯でエナメルのしっかりとした作りの靴はなかなか出てきません。
価格:29160円(税込)
オペラパンプス
タキシードといえば女性のウェディングドレスを汚さない靴墨の無いエナメル素材、舞踏場の定番であるオペラパンプスを履くのが一流の装い。
オペラパンプスを含めたエナメル靴にトライ!(今後履く機会あんまりないかもだけどこの価格ならいいよね、というチョイス)
価格:29160円(税込)
■TRADING POST(トレーディングポスト)
BEAMSやUNITED ARROWSなどのセレクトショップでもいくつかの革靴が選べますが、革靴専門のセレクトショップで最もリーダーシップをとっているのが「トレーディングポスト」。青山・渋谷・銀座・名古屋等に店舗があります。
ここは英国製のクロケットジョーンズやトリッカーズ、カルミナの正規代理店として多くの革靴を扱っています。同じ型でも様々なブランドによってノーズやトゥの形も違うので比較して自分にあった一足を選べるのも魅力。
ストレートチップ
品のあるビジネスシューズの代表格が内羽根のストレートチップ。こちらトレーディングポストのオリジナルなんですが、国産の姫路のタンナー(革のなめし業者)をつかいつつマッケイ製法、総クッションなどなど
「この金額でこの仕上がりは、トレーディングポストさん頑張ってるな・・」と感じる一品。
価格:29160円(税込)
スクエアのストレートチップ
こちらも同じく内羽根ストレートチップ。結婚式でもビジネスでも何でもOK、一番使い回しのよいデザインですが、つま先のキャップの部分が↑より若干スクエア気味なのでお好みで。
浅草のセントラル靴に生産を依頼し、マッケイ→グッドイヤーウェルト製法ということで少しお値段はあがりますが、アンダー4万円なら全く問題なし!
価格:38880円(税込)
次回5万円以上の高級革靴もご紹介します。