本来礼装としての洋服であるタキシードはデザインの変化が少ないものですが、実は今タキシードの様相にレボリューションが起こっています。
今回THE GENTSでは2017年〜2018年の最新ブランドコレクションから気になる新しいデザインを紹介しつつ、これからのウェディングタキシードトレンドに注目してみたいと思います。
オーダーメイドだからこそ自由に描ける世界に一着のデザインのご参考に！
お客様の趣向の変化＆2017年のタキシードトレンド
ベーシックなブラックやネイビーといった正統派な無地を用いたタキシードの人気は去ることながら、オーダーメイドならではの特徴的な柄やスタイリングをご希望の方もちらほら増えてきました。最近多くなってきた要望が以下です。
①上下セットアップもいいけど、セパレートも人気。
いわゆるタキシードといえばジャケット＆パンツを共地でスーツのような着こなしが主流でしたが、最近はジャケットとパンツを別の生地を選ぶセパレートスタイルが人気。
2017年5月のMET GALAに登場したコメディアンのドナルド・クローヴァはBURBERRYのペイズリーモチーフのセットアップを着用。
セレーナ・ゴメスの元カレ（という説明でいいのか…）ニック・ジョナスはラルフローレンのパープルレーベルのジャケットをチョイス。
こういったのも立派なセパレートスタイル。毎度レッドカーペットではホワイトジャケット＆ブラックパンツで決めるアンセル・エルゴート。
②無地はもちろんいいけど、柄モノや色モノも気になる
まだまだ絶対数では無地の人気がありますが、今お客様からの反応がよいのが柄モノや色モノ。
上記のようなド派手な柄は敬遠されがちですが、上品な柄や色モノは人気でてきています。
上下ともに柄や色はハードル高いので、ジャケット単品で用いるのがルール。
2017年のTOM FORD秋冬のスタイリング。ファブリックの素材と絶妙な柄でコーディネート。
THE GENTSのカタログより、こちらも大人気の柄＆セパレートのデザイン。
こちらもTHE GENTSの千鳥格子の生地を使ったセパレートスタイル。
③旧来のルールにとらわれない（ノーソックスやパンツのタックなど）
旧来に比べてよりいっそうカジュアルな感覚が求められている気がします。もちろん結婚式だからこそ節度は重要ですが、お色直しのタイミングで外しを取り入れてみたり。
すごすぎる姉達を持つ、アンワーハディッド（姉はベラ、ジジハディッド）もダブルブレストのクラシックなタキシードに、靴下はノーソックス。
イギリスのサヴィルロウに本拠地を構える、トラディショナルなスーツブランドである（はず）のハーディ・エイミスはこの通りの遊びっぷり。
足元は正統派なオペラパンプスをチョイスしておきながら、、、超短丈＆ノーソックス！！
同じくハーディ・エイミスのこちらもどうぞ。ノーソックス＆短丈に加えて、ジャガードのショールカラー、グレーの比翼仕立てシャツ、裾ダブルのパンツ、ベルベットのタイなど遊び心満載です。
先程紹介したTOM FORDの2017コレクションより、こちらも実はノーソックスなのです。ポケットチーフも定番のTVフォールド折りではなく、派手にパフ折り！
パンツはタックが入っているのでゆったりとしたシルエット。
④カマーバンドやサスペンダーなど小物遊びがお好み
最近のお客様の傾向として小物へのこだわりがある方が多いです。例えばサスペンダーもカマーバンドも必要不可欠なアイテムではないですが、あくまでファッションの一部的に取り入れる方多数。
本来ジャケット着用時には見えないサスペンダーをネイビーのもので。シャツ一枚でも様になりますね。
こちらはモアレ柄ですが、無地のネイビーはTHE GENTSのオンラインストアでも取扱中です。
再々登場のTOM FORD。こちらもよく見ると全てのルックでカマーバンドを着用。
2017年新郎のタキシードトレンドまとめ
いかがでしたか？いわゆる定番のタキシードスタイルから、今年は生地のデザインだったり、柄、セパレートのスタイリング、小物選びなど趣向を凝らしたものが人気があります。
オーダーだからこそオリジナルな一着にしたい、そんなお客様のニーズに応えられるよう私たちもどんどんご提案していきます。
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