本日の東京の最高気温は34度で今年一番の暑さとのこと、、、はっきり言ってメチャ暑いです汗。式場の中はクーラーガンガンなのでよいですが、チャペルが屋外の場合など暑すぎて牧師さんの話も耳に入らない・・・なんていう事態は避けたいところ。
本人は我慢しても、せめて参列する方には見た目に涼しくあってほしい。そんな理由からか、このシーズンに非常に人気のある生地をご紹介します。
RENAISSANCE BLUE by CANONICO Super120’s
ルネサンスブルーという色について
ルネッサンス・ブルーという色をご存知でしょうか? 学生時代に習った方も多いはず、「ルネサンス」は14世紀〜16世紀の古代ギリシャの芸術の復興活動です。この時期は発色の技術が未完成だったため、発色の難しい赤や紺といった色は高貴な人が身に付けられる特別な色でした。この時代の絵画にはしばしばこの色が登場します。
「エジプト逃避途上の休息」ルカス・クラーナハ (1504年)
特にこの時代に生まれた紺色「ルネサンスブルー」は大変趣があり、深みと青の鮮やかさが絶妙に交わっております。
ちなみに、英国王室御用達の食器ブランドであるウェッジウッドが、シリーズでリリースしている「ルネサンスブルー&ゴールド」という食器。こちらはこの時代のネイビーを表現しており、私が今欲しい一枚です(笑)
真夏・暑さの残る季節に黒は少し重たい、そこでこのシーズンや、ハワイ等、海外挙式の方などに非常に人気があるのがこちらのお色です。弊社でも生地屋の在庫を買い占めて、ストックしているほど。
カノニコについて
ブランドのカノニコ(正式名称:VITALE BARBERIS CANONICO)は1936年イタリアのビエラ地区発祥のブランド。紡績、染色、織という全ての行程を自社で行っています。
自社で養羊場を構え、生地の元となる糸の生産から行っていることもあって、品質にバラつきがなく、手触りがシルクのように滑らか。デザインも現在のイタリアのトレンドを常に牽引するほど素晴らしく、無地から柄物まで非常にトレンディ。
その確かなクオリティから名だたる有名ブランド(ラルフローレン、アルマーニ)へ生地を提供しています。(最近はErmenegildo Zegnaの一部の生地もカノニコで織られているようです。)
こちらのご紹介した生地はSuper 120’sという高番手(細い糸を細かく紡いでいる)ことから、結婚式のようなエレガントに魅せたいシーンで最強に活躍できるツヤ感と上品さがあり、私達も積極的にご提案させていただいております。
長くなりましたが生地にはメーカーの歴史、色の歴史、そして周りに与える見た目の印象など様々な要素がコングロマリットしています、是非私共とそのような歴史探検もしながら一緒に生地選びしてみませんか?
ちなみにこちらの生地残り3着分ですのでご予約はお早めに・・・。