今回は先日ハワイにてご結婚式を挙げられたY様のタキシードをご紹介です。
挙式会場:セントアンドリュース大聖堂
カメハメハ4世が英国への尊敬を胸にいだいて作った英国式ゴシック建築、それがセントアンドリュース大聖堂です。ハワイ州の庁舎のすぐお近く。
頂いたお写真でまず目を引いたのが、圧倒的に美しいステンドグラス。
こんな写真が撮れるだけで、ハワイで結婚式を挙げるという特別感があります。
タキシードは「Vゾーンのバランスとスタッズで魅せる」
早速タキシードレビューですが、皆様はVゾーンという言葉を聞いたことがありますか?
Vゾーンというのはシャツとネクタイの見えるジャケットの胸元のこと。▼のフィールドを指します。ここは洋服の中でも、顔周りに最も近く、人の印象を大きく左右するフィールドといっても過言ではありません。
具体的には
①Vゾーンの広さ(面積)
②シャツの色や柄
③ネクタイの色や柄
で、顔周りの印象、タキシード全体の見え方が変わってきます。
結婚式などフォーマルの場合は白のシャツに黒の蝶ネクタイの場合が多いのですが、これが紺のシャツに変えるだけでがらりと印象が変わってきます。
こちらは2017年のTHE GENTSのサンプル。ちょっとパーティー感というか夜感がでます。イメージを大きく変えるVゾーンは、意識すればカジュアルにもフォーマルにも、夜にも昼にもできるのです。そしてここが崩れるとせっかくのタキシードの着こなしが崩れてしまうというデメリットも。
今回はこのVゾーンをいかに美しく魅せるか、それをY様の事例を元にご紹介。
Vゾーンのバランスと「スタッズボタン」で完成度を高める
今回はスタッズボタンと呼ばれる飾りボタンをご使用になられるとのことでしたので、「Vゾーンのバランス」を最重要にシャツとタキシードをお仕立ていたしました。
シャツのスタッズボタンがキレイに整って3つ並び、身体の重心に合わせて第一ボタンを配置。これで上半身は完璧です。シルエットが美しい!
ちなみに今回タキシードに使用した生地はポール・スミスやバーバリーなど名門ブランドも愛用するイタリア製のなめらかなウール100%。イタリアの生地は色の深みとハリ、艶が色っぽいです。
袖にはオニキスのカフスボタンがキラリ
実はこれまでで最もタキシードの正統派というか、伝統的な着こなしをしてくださったのがY様。タキシードでウィングカラー、ダブルカフス(袖そでのカフスボタン)、スタッズボタン(シャツの身頃のボタン)は最も格式が高いスタイリングです。100年後見直しても納得できる着こなし。
後ろ姿も抜かりなし
オーダーメイドなのでタキシードは肩にしっかりおさまり、首に吸い付くように仕上がっています。これがレンタルのタキシードの場合はどうしても後ろがぶかぶかで不格好に。
おまけ
実はY様には挙式用以外に、ハワイの外ロケ用、食事会用と3枚のシャツをお仕立ていただきました。結婚式が終わってからも使える2枚のフォーマルシャツですが、こんなチャーミングなお写真もいただいたのでご紹介!
Y様末永くお幸せに!
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