最近お客さんより頂く質問が「シャツもオーダーメイドのほうがいいんですかねえ?」 「シャツまで予算が回らなくて…どうしましょう」というもの。
オーダーメイドじゃなくても既製品でよいのでは?と、思われる方のために、オーダーシャツもご紹介させていただきます。
今回お話するのは、「シャツ」について。なぜオーダーが良いのかをお話したいと思います。
オーダーシャツがいい4つの理由
① まずはサイズを合わせる
みなさん「オーダーメイドでタキシードを作ってみたい」と思った方は「自分だけのオリジナルのデザインにしたい」とか「イタリア製の○○ブランドの生地を使いたい」など、様々理由があるかと思います。
しかし一番の理由は「自分のサイズにあったものを着たい」からではではないでしょうか?
実はこれって上着のジャケットだけではなく、下着であるシャツについても同様のことが言えます。
実際に体験した「シャツ」の話
実は先日、市場調査(買い物)という名目で、久しぶりに有楽町へシャツを見に行ったのです。
さて、肝心のシャツですが、私の体型は細身で、首のサイズは35cmです。一方で身長は176cmあり手はわりと長いほうです。
まず直面した問題は、取り扱っているシャツのサイズは首37cmからということ。
もちろん私は特殊な体型ではありますが、自分達のお客さんでも35cmの方も多く、そういった方はおそらく普段から合うものが無いと感じました。
が、目的は先日お気に入りのシャツをうっかり乾燥機にかけダメにしてしまい、困っていたこともあって、多少ネックを上げても買って帰りたいと思いサイズ37で試着してみました。
とにかく気になったのは袖の長さが短くて足りないこと。
急ぎの用事ではありましたが、やはり断念しました。
同じような経験をされた方も多くいるはずです。
3,4万円のインポートブランドのシャツだとサイズは海外企画なので、袖丈が長い作りもあるのですが、自分には身頃が大きすぎる問題もあって結局目的以外の買い物をしてしまいこの日は終了。
②フォーマルデザインのシャツが見つからない
フォーマルのシャツと、デイリーシャツの違いはなんでしょうか?
主に目に分かりやすい部分だと、まずは胸にピンタック(装飾)がついたデザインです。これは通称:スターチドブサム、イカ胸、ヒダなどと呼ばれる部分になります。
ビジネスシャツに比べると、どうしても需要が低いので流通数は少ないですよね。
量販店のスーツ屋さんに行ってみても、なかなか置いていないと思います。
③襟・袖にも違いがある
他、フォーマルシャツの特徴として、首元の襟(えり)のデザイン、袖(そで)のデザインが通常のデイリーシャツと異なります。
まず襟(えり)ですが、ウィングカラーと呼ばれるすっきりと立ち上がった襟のデザイン。次に袖(そで)はダブルカフスという二重に折り返し、カフスボタンで留めるスタイル。
こちらがウィングカラーのシャツです。襟が立ってますね。
そしてこちらがダブルカフスです。クラシックなシャツのデザインなので、ビジネスシーンでも好んで使う方もいらっしゃると思います。こちらのカフスボタンはタキシードと相性の良いフォーマルな印象のオニキス。
これらの条件を満たしつつ、既成品でサイズも合ってる、これらを探すのはとても至難です。あとはウィングカラーではイメージに合わず、襟はレギュラーカラーがよいという方、なかなか市場に商品が無いのでは?
せっかく結婚式でタキシード着るのであれば、やはり完成度は高くいきたいですよね?
また「襟はウィングカラーがいいんだけど、袖はダブルカフスじゃなくていい」などお好みもございます。オーダーメイドの魅力は、サイズはもちろんですが、こういった好みの要望にも対応ができます。
④脱いでも様になる
シャツは下着なのでジャケットを脱ぐなんてマナー違反ですよ。という文化もありますが、
2次会等のリラックスした時には首から蝶ネクタイをぶら下げて、ボタンを開襟。こんな粋なスタイルもさらりと小慣れて出来たらカッコいいですよね。
最後に
いかがでしたか?オーダーメイドのシャツもいい理由は色々とあるのです。
THE GENTS ではウィングカラーはもちろん他の種類から襟(えり)、袖のデザインも選べます。
なお、オーダー価格は19000円~となります。
是非実際にお店で自分にベストなシャツ選びをしてみてくださいね。