先日テレビで流れているこのCHANELの5番のCMを見ていて思い出しました。
CHANEL N°5: The One That I Want – The Film
「紳士たれ」がテーマのTHE GENTSのブログですが、世界の映画界でもっともスタイリッシュでジェントルマンな着こなしが出来る方をご紹介いたします。こちら Baz Luhrmann (バズ・ラーマン)監督です。
1997年に公開されたロミオとジュリエット、2001年のムーランルージュ、2009年のオーストラリア、2013年の華麗なるギャッツビーなど数多くの名作を手がけ、華やか且つ幻想的な映像を得意とするバズ・ラーマン監督。上で紹介したCHANELのCMも女優のジゼル・ブンチェン、カール・ラガーフェルドとタッグを組みバズ・ラーマン監督が手がけたものでした。ちなみに海の撮影シーンは最も美しい波と呼ばれるフィジーで撮影したそう。
ファッション業界との繋がりが強く、VOGUEの名物編集長アナ・ウインターや先のカール・ラガーフェルドらとの親交も深い。(CHANELのランウェイの最前線でアナウインターの隣にいるとはどれほどの存在下お分かりのはず)
しかし何故バズ・ラーマン監督がこんなにもエッジの効いたジェンツな着こなしが出来るのか、それは彼の奥様のキャサリン・マーティンあってのことでした。
衣装デザイナーのキャサリン・マーティンとバズ・ラーマン監督は二人の出身であるオーストラリア国立演劇学院大学で出逢い、1997年に結婚。今にいたるまでラブラブだそうです。(結構ずんぐりむっくりな方ですね・・・)
キャサリン・マーティンはバズ・ラーマン監督の作品には全て衣装&プロダクションデザイナーとして辣腕を振るい、また彼自身の個人スタイリストでもあります。特に華麗なるギャッツビーことTHE GREAT GATSBYではプラダ、ミュウミュウ、ブルックスブラザーズ、ティファニーなど世界のトップメゾンとコラボレートしてコージャスな衣裳デザインを繰り広げる超一流の方。
まさにこれぞ内助の功ですね。
各国のGQで2013年のMEN OF THE YEARにノミネートされ、今もこうして遠く離れた日本のブログで取り上げられる彼のスタイリッシュさは、グランドブダペストホテルのウェス・アンダーソンのアメリカ田舎っぽいオシャレさとは一線を画するエッジの効いた男性的なものだなあと改めて思いました。(ウェス・アンダーソンが嫌いなわけじゃないですけど)タキシードの着こなしもエクセレンツなバズ・ラーマン監督のスタイリングはジェンツな皆様も真似したいものですね。