これから6月にかけてウェディングシーズンとなりますが、ドレス選びや小物選びに多くの時間をかける女性に対して、男性の場合「式場に薦められたものをなんとなくレンタルで選ぶ」といった方が多いのではないでしょうか?実際のところ女性の横に立つのは男性ですので、女性がより美しく華やいで見えるためには男性の衣裳も重要になってきます。
しかし男性の婚礼衣裳というのは・・・情報が無い。ウェディング冊子にもごく少数のページが割かれているだけで、ほとんどが新婦である女性の衣裳のための構成となっています。 そこで今回は新郎の衣裳はどんなものがよいのかを、海外のセレブのウェディングを例に挙げてご紹介します。
Kanye West & Kim Kardashian
ヒップホップセレブリティでファッションアイコンのカニエ・ウェスト。NIKE、adidasなどとのコラボアイテムは常にヘッズを賑わすトレンドメイカーですね。新婦のキム・カーダシアンもTWITTER のフォロワー数2800 万人を持つ、押しも押されぬ世界的なセレブリティの代表です。新郎新婦ともに気になる衣裳はGIVENCHY 。カニエのスタイルに合わせてリカルド・ティッシがオリジナルデザインしたタキシードは、彼のストリートスタイルを反映させて袖丈、パンツ共にやや眺くゆるいブラックタキシード。襟はショールカラーですね。ちなみに場所はイタリアのフィレンツェだそう。
Adam Shulman & Ann Hathaway
「プラダを着た悪魔」「バッドマンダークナイト・ライジング」「レ・ミゼラブル」など多くの名作に主演するアン・ハサウェイのハートを射止めたのはアダム・シュルマン。コメディアン、映画監督などマルチ?に活躍する彼ですがどう考えても奥さんのほうが稼ぎが良さそうです・・。お二人の衣裳はVALENTINO。シルバーのドレープとっても素敵ですね。アダム・シュルマンは黒、白と共にフォーマルウェアとして認められているミッドナイトネイビーのタキシード。拝絹生地はブラックでタイと合わせています。
George Cruni & Amal Alamuddin
最後の独身大物俳優の1 人ジョージ・クルーニーが昨年ついに結婚。なんだか知らないけど残念な気持ちになった女性も多いのでは・・・。奥様のアマルさんは超凄腕の国際弁護士でウィキリークスのアサンジの弁護士を務めるなど才色兼備の代表のような女性。アマルさんのドレスはOscar de la Rentaのオーダー。ジョージの衣裳は。GIORGIO ARMANI。ジョルジオ・アルマーニ自らがデザインしたタキシードはクルミ釦など正統派なタキシード!と思いきや、敢えてノッチラベルを採用するなど着る人の個性に最も合ったスタイル選びの好例ですね。
Brad Pitt & Angelina Jolie
長年家族として暮らしながらたくさんの子どもを育ててきたブラピとアンジー。昨年8月にようやく結婚式を上げました。式はフランスのプロヴァンスにある古城で、なんと時価50億円の自宅だそうです。アンジーのドレスは何やら騒がしげなモチーフですが、これは彼女たちの子どもが書いた絵をVERSACE がデザインとして起こしドレスにしたもの。まさにスペシャル。一方のブラッド・ピットは一見普通のブラックスーツですが、FERRAGAMOのオーダースーツ。日本の派手な衣裳とは全く正反対な無個性なデザインです。
セレブに学ぶタキシードまとめ
意外なほどシンプル
これらの写真からわかることは、上記の2点ではないでしょうか?まず彼らは結婚式だからといって特別に派手な衣裳をこしらえたり、借りたりしません。特に生地に光沢感を求めることもないし、日本の新郎衣装と比較して驚くほど・・・普通です。実はそれが海外においてフォーマルウェアの基本なのです。新婦となる女性をいかに引き立たせるためにシンプルに装うかが重要であり、人よりも目立とうとすることはしません。
オーダーして作っている
自分は実際にセレブのウェディング衣裳を触ったことはありません。しかし触ればそれがいかに高品質で高級なものであるかはすぐに分かると思います。「見た目の派手さではなく、素材や造りの上質さを求める」この考え方は現在海外デザイナーズブランドの中で浸透している「ノームコア」=シンプルで上質なものを という考えに近いものでしょう。本来オーダーで本人のためだけに作られたタキシードはどんなレンタルの衣裳よりも本人に似合うものです。
THE GENTSではお客様ひとりひとりに合ったタキシードを提案・お仕立てしています。是非オーダー衣裳にチャレンジしてみてくださいね。