結婚式から1年- 挙式用オーダータキシードを再び着てみました

ディレクターの室でございます。

普段、新郎さんにオーダーのタキシードをお作りしている私達ですが、「一度作ったら一生使えますよ!」なんて宣伝しつつ、「実際のところ、タキシードをどうやって普段着ているのか」と気になる人もいるかも・・・と思い、今日は私が人柱となりレポートしてみたいと思います。

全2回でお届けしますが、第1回目はまず自分がオーダーメイドでタキシードを作った時のレポートです。

昨年着用したオーダー タキシード 撮影@青山・外苑前

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※タキシード,ネクタイ、チーフなど全て THE GENTS TOKYO

読者の方にはかなりどうでもいい話なんですが、私ちょうど一年前にあたる8/23が結婚式でして、もちろんオーダーでタキシード衣装を仕立てました。

会場は神奈川県は葉山にある「葉山ホテル音羽ノ森」というホテルで、葉山だけに「海の見える挙式」がテーマ。相模湾が一望出来ます。

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自分は葉山の海の色である深いブルー、そして会場の小物などテーマカラーであるネイビーといった色味から、パンツはネイビーのものにしようと決めていました。

夏の挙式でしたので素材は上下共にサマーウールを使用。

ジャケットは結構悩んだのですが、丁度沖縄の日航ホテルで結婚式を挙げた友人が、ホワイトのダブルをヘチマの形のショールカラーで仕立てているのを見て、「これはエレガント!」と パクらせてもらい同じスタイルにしました。(ヨウスケありがとう)。

タキシード作るのに悩んだこと

パンツ編

パンツのシルエットですが、脚が細い自分はパンツを細くしすぎると本当にカモシカのように貧相になってしまう。 一方で昨年から続くパンツのシルエットトレンドは、「股上は深め」「太もも太め」「足首細め」で丁度逆三角形▼になるシルエット。

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足首はいいとして、太ももが細い自分が太ももを太めに仕上げるとダボダボに見える可能性がある。そこで、自分なりに工夫し、太もも周りは比較的細く仕上げながらも、パンツにタックを2ついれて腰回りにボリュームを出すことにしました。

写真ではわかりにくいですが、やりすぎず違和感なく逆三角形▼出来てませんか?

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ジャケット編

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オーダーならではの細かな調整となりますが、とにかく腰のクビレを強調したかった(笑)そこでウエストをギリギリまで絞り、肩から腰にかけてシェイプを聴かせました。ただ肩幅がそんなに広くないので、イタリア人のようには仕上がりませんでしたが(苦笑)

-ボタン位置、襟の太さ

今のスーツのトレンドはボタン位置を高めにして、クビレを上に持って行くことで脚を長く見せる方法。しかし自分は「クラシック×エレガント」というスタイルも取り入れたかったため、敢えてボタン位置は低めに設定しました。これはこれで今になって思い返すと良かったかなあと思います。

-拝絹の有無

拝絹とはシルクなどであしらわれた襟(えり)の部分。こちらをシルクにしてしまうとカジュアルウェアとして使い回しが出来ない。そこで敢えてこちらは今後を考えて拝絹を付けないようにしました。

最後に

こちらのセットアップ、ハワイなど海外、ビーチ挙式などでも合うと思います。もしご希望の方いらっしゃればご相談を。 では次回、オーダーで作ったタキシードを自分が普段どうやって着こなししているかご紹介していきます。

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